妊婦のストレスは障害児にも

胎教でよく、クラシック音楽を聞くと

胎教でよく、クラシック音楽を聞くとよい、と言われます。それは、なぜなのでしょうか。お腹の赤ちゃんは、胎児といってももう一人前の人間です。ということは、不快な音や声に対しても、「イヤだ」という反応をきちんと示しているのが、超音波検査でも確認されていることなのです。お母さんが聞いて、不快に感じる音や声は、胎児にとっても不快で聞きたくない、ストレスの加わるものです。

たとえば、高速道路や工事現場の近くで生活している方は、常時、嫌な不快な音に悩まされていることでしょうが、そんなところでは、やはり胎児も不快な環境にいつもさらされているのです。ただ、ストレスをこうむる、というだけならいいのですが、実は、ストレスがかかってばかりですと、胎児の脳の発達に影響が出てしまいます。また、性格形成にかかわるホルモン分泌の仕組みも脳内にあるのですが、この部分が正常に育たなかったりして、ゆがみのある性格となって生まれてくる可能性があります。実際、人間の性格というのは、胎児~3歳までに形成されるとする学者も多くいます。

妊婦の気持ちが穏やかではなくなると、コーチゾンというホルモンが分泌されます。すると、先天異常を起こす可能性も高くなるのです。ある妊婦さんは、自治会の役員のなり手がないというので、しかたなく頼まれて頑張っていましたが、その一方では、食事や睡眠、飲み水にも気を配って赤ちゃんの誕生を楽しみにしていました。中後期には家でゆっくり過ごせるようにはなりましたが、今度はお隣が新築工事を始めてしまったのです。この女性は始終ストレスにさらされ、生まれた子供は自閉症とADHDという脳障害を持っており、今、大変な子育てを強いられています。このようなことにならないよう、様々なことに気をつけていきたいですね。