重篤な脳障害とペット

ペットの排泄物から移ったり

トキソプラズマという病原体は、昨今、大人気のペットから伝染します。トキソプラズマは、アメーバといったような大変原始的な動物の一種で、ペットに寄生する生物です。ペットから、直接移ったり、ペットの排泄物から移ったりします。よく、ペットの散歩途中で、自分のペットがした糞尿をそのままにして立ち去る人がいますが、これはトキソプラズマを、抗体のない人にまでばら撒いているようなものです。

では、トキソプラズマはどんな害があるのでしょうか。ペットを長期間飼ったことのない人は、この恐い病原体「トキソプラズマ」の抗体ができていません。このような人が、もし妊娠して、その後、トキソプラズマに感染すると、胎児の脳に重大な障害をもたらします。トキソプラズマが、脳の発育を邪魔するのです。たとえば、水頭症という脳障害がありますが、これは脳内に脊髄液がたまって、頭が異常に膨らんでしまうというものです。

これは、植物人間にもなってしまいかねません。小頭症という脳障害は、脳の発育に障害が起こったものです。脳内の脊髄液が普通よりも多すぎ、脳の発育が十分でなくなり、普通児よりも脳が半分しかなく、重篤な知的障害となります。日本では古来より、動物とは一線を画して生活してきました。現代になり、ペットとともに生活するシーンが増え、また肉食も増えてきたのに合わせ、重篤な脳障害児も生まれる確立が増えてきたのです。ご心配なら抗体血液検査を受けて下さい。